一般不妊治療や人工授精を試みても妊娠出産に至らなかった場合に行う治療で、通常は体内で行われる受精を体の外で行う方法です。
体外受精―胚移植には排卵誘発、採卵、媒精、培養、胚(胚盤胞)移植の段階があります。
■ 排卵誘発:完全な自然周期で行う場合と、ホルモン刺激を行う場合があります。
■ 採卵:経膣超音波を見ながら卵胞へ針を穿刺し、卵胞より成熟した卵子を回収します。基本的には局所麻酔にて行いますが、ご希望の方には静脈麻酔下にて行います。
■ 媒精:受精させる操作です。媒精の方法には、卵子の周りに精子をふりかける体外受精と呼ばれる方法と、顕微鏡下で1つの卵子に1つの精子を注入する顕微授精と呼ばれる方法があります。
■ 培養:卵子・胚に適した状態の培養器の中で、卵子・胚を培養します。2~3日目には分割胚となり、5~6日目には胚盤胞と呼ばれる状態に成長します。
■ 胚(胚盤胞)移植:細いチューブの中に胚(胚盤胞)を吸い込み、経膣超音波を見ながら子宮の中へ戻します。
※治療の詳細につきましては、体外受精―胚移植の周期に入る前に、医師よりご説明いたします。また、周期の途中でも、ご不明な点等ございましたらスタッフへお声がけください。
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